トピック
本研究グループメンバーが持ち回りで,夜間経済&夜間観光に関連する最新のニュース・トピック・統計などを紹介します。
東京スカイツリー(ソラマチ)のナイトライフ観光(2019年2月24日)
東京スカイツリーの展望デッキにおいて,「Super Skytree Disco」が1月18日~3月1日の毎週金曜日に特別イベントとして開催されている。開催時間は19時~22時であり,毎時丁度にはDJが音楽をプレイする。2017年より開催されている同イベントは,音楽ストリーミング会社AWA(2015年設立,東京都港区青山)の協賛を得ている。 (文責:池田)
ナイトライフが昼間経済に及ぼす影響?(2019年1月12日)
2018年8月9日付のWall Street Journalに「Is There a Market for Napping in the City That Never Sleeps? 眠らない街ニューヨーク、昼寝はビジネスになるか」という、ニューヨーク・マンハッタンに開業した時間単位で利用できる昼寝専用スペースに関する記事が掲載された。
近年、昼寝は経済主体の健康維持や作業効率の向上など世界的に注目されているが、その必要性の高まりについてはナイトライフの充実が影響しているようにも思われる。ナイトライフを持続させる為にも、データイムにおける睡眠の補完は不可欠であろう。ナイトライフは夜間経済の活性化のみならず、昼間経済への波及効果も伺える。眠らない街でも、人は眠るのだ。
(文責:金)
夜間経済と早朝経済?公的施設にみる夜間経済の難しさ(2018年7月20日)
観光庁は2018年7月に「公的施設等の早朝開館」に関する調査結果を公開した。訪日外国人の滞在時間の質や消費額向上,混雑解消,夏場の暑さ回避の期待から,早朝経済が期待される見込みとのこと。特に,神社・仏閣や名所・史跡,庭園の早朝開館への期待は大きいという(観光庁 2018)。
朝の時間の活用は,ジェットラグを抱える旅行者にとって,確かに好都合だと思われるが,他方で夜の公共施設の開館に関する議論はないように思われる。やはり朝の時間の「健全さ」が重要なのであろうか。
観光庁(2018):公的施設等の早朝開館に向けて(朝観光の促進)(http://www.mlit.go.jp/common/001240797.pdf).
(文責:池田)